おすすめのオーディブルタイトル2018年2月現在

オーディブルとは?

アマゾンが提供するオーディオブックサービスである。

オーディオブックとは、本の朗読の音声データで、

まさに聞く読書体験。

手や目が離せない家事の最中でも、本など開く余裕のない混みあった電車の中でも、歩いている最中でも本を”読む”ことができるのだ。

どうやって聞く?

現在サービスは主に二つ。

オーディブルフィービーだ。

オーディブルは月額1500円で聞き放題方式。

◆2018.9.8追記

オーディブルは聴き放題終了し、月1冊オーディブルが買えるコイン制に改悪されてしまいました、、、

コインで購入した本は返品可能ですが、ツイッターのつぶやきを検索すると

ウェブで返品できるのは3回までという情報もあり。

 

フィービーは売り切り方式だ。

はっきりいってフィービーのほうが品ぞろえは多い。特に文芸。

オーディブルのほうは聞き放題なのでいろいろ手を出しやすいし、

読書習慣ができやすいところがおすすめ。

スマホアプリから簡単にコンテンツダウンロード、再生ができるのも気に入っている。

オーディブルおすすめコンテンツ

さて、私自身はできるだけ小説を聞きたいと思っているが、

オーディブルのおすすめ、ランキングに出てきて気になるものは

あらかた聞いてしまったのでこのへんでおすすめをまとめておこうと思う。

同様のブログ記事で過去参考にしたこともあるので真似してみる。

 

  1. ダンブラウン ラングドンシリーズ。

     

    ダ・ヴィンチ・コード(上)

    ダ・ヴィンチ・コード(上)

     

     

    天使と悪魔(上)

    天使と悪魔(上)

     
    ロスト・シンボル(上)

    ロスト・シンボル(上)

     

     

     

    インフェルノ(上)

    インフェルノ(上)

     

     

    ダヴィンチコードは世界的ヒットとなったとき紙の本で読んだ。
    (当時はそれくらい手段しかなかったものだが、世の中はあっという間に変わってしまった)
    続編は読んでいなかったので立て続けにオーディブルで聞いた。
    アメリカの象徴学者、ローバートラングドン教授がやたら宗教や美術に詳しい変態的な殺人者の犯罪に巻き込まれ、絶対に死ぬよね、というような危機をきり抜けながら事件を解決していくストーリー。
    正直ラングドン教授の犯罪者を引き寄せてしまう凶運とと危機一髪のところで生き残る強運はコナン君並みである。
    現実の美術品、建築物、歴史、現代科学を下敷きにした謎解きで息をもつかせぬ展開がみどころ。
    オーディブル的には男女二人が読み分けしているのが聞きやすい。
    特にインフェルノでは特殊な効果を生んでいるので、初見で聞いた人と意見を交わしたいところ。

  2. 又吉直樹

     

    劇場

    劇場

     
    火花

    火花

     

    世間の話題的に読んでおいて損はなし。
    火花は堤真一、劇場は豊原功補が読んでいて、オーディオブック化の予算が潤沢に確保できたことをうかがわせます。
    火花は堤真一の関西弁が心地よいところがおすすめ。
    また、雑踏とかの効果音もまれに入っています。
    個人的にはラジオドラマではないので効果音はいらないと思うが、
    日本で広まっているとはいいがたいオーディオブックに対して製作側の試行錯誤が感じられるのでよし。

  3. 芥川賞受賞作
    コンビニ人間

     こちらも朗読が芸能人。オアシズ大久保佳代子さん。
    この読み手がうまいんだな。コンビニアルバイトとしてマニュアル通りふるまうときだけ人間としての身のこなしがわかるので、10年以上コンビニバイトを続けている主人公、という安定しているようで完全に不安定な主人公を読むのもうまいし、彼女をとりまく”ふつうの女たち”のメスっぽさもリアル。
    後半出てくる悲しきクズ男くんの感じ悪いのにいたたまれないところもこころにすっと入ってきました。
    お話としてもラストが鮮やかで非常によかった。

    コンビニ人間

    コンビニ人間

     

     

  4. 直木賞受賞作
    対岸の彼女 角田光代

     なぜかリンクが貼れません。
    語り手の異なる過去と現在が交互に描かれるところが小説の技術的にも優れているんだと思います。
    読み進めるうちに、単に真実が明らかになるとかじゃなく
    人のこことのつながりについて希望を託したくなる気持ちになる作品でした。

    蜩之記

     歴史小説オーディブルには結構あります。これはV6岡田君で映画化した作品だったかと。3年後に切腹することがきまっている戸田のもとに送られた主人公の若侍は、戸田と暮らすうちに彼の生き方に心打たれていき、なぜ戸田が切腹することになったのか、過去の藩の陰謀に触れることになり。。
    他者とのつながりの中でどう生きるか考え抜いた人たちの生き様を描いたといったところ。

    蜩ノ記

    蜩ノ記

     

     

  5. エッセイ
    嘘つきアーニャの真っ赤な真実

     チェコの共産学校に通っていた日本人の万里は、日本に帰国し、大人になってからかつてのクラスメイトだった少女たちを訪ねることにする。その回想記である。
    これは本当に読んでよかった。民族、政治、貧富の差、、共産主義の理想と現実という観点だけでなく、根源的に、こんな世界おかしいではないか、という思いがこみ上げるとともに、だからこそ、目の前の手元にある友情を、人への愛を絶やさないようにしなくちゃ、、と思いました。
    とくに最後の「白い都のヤスミンカ」のエピドードがよかったです。

    嘘つきアーニャの真っ赤な真実

    嘘つきアーニャの真っ赤な真実

     

     

 おすすめだけ書き出したが、まだまだ聞くコンテンツある気がしてきた。

最近文藝春秋のコンテンツが増えたけれど、今後も充実していくことを期待しています、、!

今後も目に付いたタイトルを聞きつつ、ネタ切れしてきたら

落語とかに手を出してみようと思います。

オーディブルには、落語とかM-1とかお笑いコンテンツも多いのです。)